この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

心は同じ

今、読んでる短編集の1つの物語には1人の少女が重要な役割で登場します。彼女は小学4年生です。空想の世界と現実の世界を半分ずつ生きているような少女で、だから、小学生らしい発想で純真だと言えるけど、大人のように常識的には行動しないから、それが恐怖感を与えるんです。その小説を読んでいたら、子供らしいからこそ怖いって思っちゃいます。もちろん、小説だからインパクトがある少女として登場していて、これが普通だとは思っていません。
けど、感情って子供も大人もそんなに違いはないんだって私は思っています。もちろん、子供は未熟で誤った判断をするし、色んな経験が少ない分、無知なことも多いです。でも、喜怒哀楽に関しては大人との差がどれだけあるのか、なんてわかりません。だって、自分自身の幼い頃を振り返ってみても、その時々で感じた事って、大人の今と大差がない気がするんです。悲しい、嬉しい、寂しい、楽しいなどの気持ちは変わってないって思います。もしかしたら、話せないだけで赤ちゃんだって同じかもしれないって思うんです。そう考えたら、子供だからって安易に接してはいけません。感情はみんな同じです。傷ついた時の気持ちはずっと忘れないし、嬉しかったこと感動したことだってちゃんと残ります。大人と子供って体という入れ物が違うだけで、心はきっと同じだと思うんです。

なぜここに本が……

先日、仕事を終えて自宅の最寄り駅まで帰って来たときのことです。駅の階段を上がって外に出て歩き出した時、歩道に何かが落ちていることに気づいたんです。近寄るとそれは1冊の本でした。こんなところに本が落ちてるなんて信じられない気持ちでした。でも、拾い上げてみたら汚れていなかったし、落としてからそんなに時間が経ってないんだなって思いました。もちろん持って帰るつもりなんて全くなかったけど、読書好きな私はやっぱりそれが何の本なのかが気になってタイトルを見てしまいました。すると、私も読んだことがある作家さんの小説でした。なんだか急に身近に感じて、ちゃんと持ち主に返してあげたいなって思ったんです。でも、どうやって? だって、駅に着いてからそこに落としたのか、駅から電車に乗ったのか、もしくはそこを通りがかっただけなのか、全くわからないんですもの。だとしたら、その場に置いておくのが一番イイのかもしれません。もしかしたら、気づいて探しに戻ってくるかもしれません。けど、いくらなんでも、元通りに歩道に置いておくことはできません。考えた末、すぐそばのベンチの上に置きました。そこなら、見渡せばきっと目につくだろうし。振り返ってみたら、大丈夫、気づくはずです。あとは、ベンチに座った誰かが持って帰ってしまわないことを願うばかりでした。

頭の中はどうなってるの?

小説を読んでいると、いつも作家さんに感心してしまいます。よくまぁ、こんなストーリーを考えられるなって。特に、専門的な知識がないと書けないだろうと思われるものは、その作家さんがどういう人なのかと気になったりもします。恋愛小説や楽しくてワクワクするような小説、感動する小説は単純に楽しめるんだけど、ドロドロとした心理描写があるものや、殺人の場面が出てくるものなんかは、著者がどんな性格なのか気になります。「こんな描写ができるなんて、とても普通の感覚だとは思えない」って。でも、そんな作家さん達って雑誌やテレビでインタビューや談話を見かけた時には、ものすごく意外に思うことが多いんです。あまりにも普通すぎて。「本当にこの人があの物語を書いたのかな」って信じられない気持ちになることも多いほど。実は今読んでるものも、かなり描写が独特で、その様子が鮮明に浮かぶから「うわっ」て、寒気がするような場面があるんです。けど、その著者が一見これまた普通の『女の子』と呼ぶに相応しいんです。とてもそんな文章を書くようには見えないっていうか。もちろん、殺人事件を書いている人がそんなことをしているわけじゃないから、物語と実際の作家さんの人格は違うんだけど、不思議だなっていう気持ちでいっぱいになります。あくまで、その想像力、観察力が秀でているんでしょうけどね。けど、本当にその頭の中はどうなってるんだろう。

こんなところでバッタリ

先日、半日お休みになったから仕事の帰りに、職場の最寄り駅にある駅ナカショッピングモールを覗いてみました。いつもは急いでいるからゆっくり中を歩いたことがありません。友人と何度かその中のビアショップに立ち寄ったくらいです。一杯だけ飲んでお喋りしようかっていう時には便利なんです。ショッピングモールの中には書店もあります。その日、初めてその書店に立ち寄った私はビックリ。駅ナカとは思えないくらい広いんですもの。平日だというのにお客さんも沢山。どこにどんな本があるのかなってグルっと中を歩いていたら、ふいに名前を呼ばれたんです。振り返ってみたら大学時代の同級生が立っていました。大きなスーツケースを持って。どうしてここに? 「久しぶり~、元気?」とお決まりのセリフを言って近づく私と彼女。こんな時にはコレしか言えないのかって、我ながらちょっと情けなくなったけど、会えたことの方が嬉しかったから、そこは追及すべきところでないと割り切りました。聞くところによると彼女は今日の夕方の便で海外に発つんだって。会社の研修旅行らしいんです。それで、余裕を持って家を出たら余裕を持ち過ぎたなんて話していました。彼女らしいです。私にすれば身近な場所なんだけど、こんなところで会うなんて思いがけないことでした。それにしても、研修旅行で海外なんて、ただひたすら羨ましい限りです。

フラダンスは男性にもGOOD

健康のためにダンスをしている人って多いですよね。若い子たちは当たり前のようにみんなダンスができますしね。今では中学校で必須になってるんですものね。以前、イベントでフラダンスを見たことがあるんだけど、本当に幅広い年齢層の人がやっていました。私は若い女性がするものかと思っていたからびっくりしました。けど、それよりももっとビックリすることを先日、ある記事で読んだんです。日本ではフラダンスと言えば、圧倒的に女性が多いんだけど、海外では男性も多くて、そもそもハワイでは宗教的な儀式として、元々は男性中心に行われていたんだって。だから、今でも男性ダンサーが多いんだとか。これはホント意外でした。そうそう、フラって手の動きが手話のように意味を持ってるんですよね。それを見ていたら、やってみたいって思っちゃいます。でも、見た目よりかなりハードなようで、優雅に低い姿勢をキープすることは、実は太ももやお尻、体幹が鍛えられるんだそうです。筋トレをするよりも音楽に合わせて楽しみながらできるところが良いですよね。だから、それをエクササイズと考えてやってる人も多いんだって。その記事には、続けることで筋力に差が出るから、70歳、80歳の方でも素敵に踊っているって書いてありました。そして、セクシーな動きもあるから男性がすれば女性にモテるとも言われています。それなら日本でも、もっと男性もすればいいのにね。

車内広告から目が離せない

先日の通勤の時に立っていたら、ふと目の前に貼られていた広告に目が留まりました。本の広告なんだけど、発売4週間で4.8万部も売れたんだって。小説ではありません。仕事や生活の役に立つんじゃないかと思える内容のものです。『質問力』に関したものです。以前、円滑なコミュニケーションには質問力が重要だという記事を読んだことがあります。その広告の力が凄いなって思うのは、それを見た私はその本が読みたくて仕方なくなったということです。特に上手いなって感じるのが、見出しと結果が並べてあるところなんです。「え、どんな質問をしたんだろう」って興味を掻き立てるんですもの。黄色の背景に黒字で、目立たせたいところは赤のアンダーラインです。その手法もなかなかのものだなって感心しました。まんまとやられたなって自分を分析しながらも、いつその本を買いに行こうかとすでに考えていましたもの。でも、『質問力』って本当に必要だと思うんです。相手との距離を縮めるのにも、相手の心を開くのにも、必ず役に立つと思います。よく言われるのは「答えやすい質問をする」ということだけど、その人が答えながら、自分の考えを固めていくような流れを作るのが大事だとも聞いたこともあります。このところ忙しかったから、その広告を見かけてからすでに数日経ってしまいました。それでも気持は変わらないから、これはもう絶対書店に行かなくっちゃ!

冷蔵庫に入れない方がイイ

買い物から帰ってきたら、まずなんの疑いもなく品物は冷蔵庫に入れます。でも、本当は入れない方がイイものもあるんですよね。以前、雑誌で、アボカドは入れちゃダメだっていうのを見てからは入れていません。熟成しないからなんです。青い物も常温で置いておけば、一日二日で食べ頃になるんです。母の好みで、子供の頃にはアボカドなんて食べたことがなかったから知らなかったんです。先日、読んだ本には野菜の保存の仕方が載っていて、玉ねぎも常温らしいです。つい忘れて入れてしまうんですけどね。驚いたのがトマトもって書いてあったんです。これには本当にビックリ。アボカドと同じように熟成が止まってしまうんだそうです。きっと十分に熟しているものならいいんでしょうね。そういえば、旅先での市場では、トマトやきゅうりも普通に常温で売られていたのを思い出しました。新鮮だからなんでしょうけど。冷やすのは食べる直前が理想なんだって。そう言われれば、その方がみずみずしいように思えてきます。まぁ、どのみち日持ちするものでもないですしね。もしかしたら、他にも何かあるかも。深く考えずにしてることで、間違ってることって。前に、チルドか普通の冷蔵か、はたまた冷凍なのか野菜室なのかっていう記事を見かけたことがあるんです。その時にも、完全に間違ってたってことありましたもの。毎日の生活には欠かせない冷蔵庫。正しい使い方をおさらいしてみるべきかも。

こんなに面白いなんて

今、読んでるのは小説ではありません。小説が大好きだけど、たまに違う物も読みます。自己啓発本やビジネス関係の本です。自分を高めるためにと考えて選びます。現在進行中の本はどちらかというとビジネス関連の物です。でも、友人からのプレゼントだから自分で興味を持って買ったものではありません。もらった時には、内心、小説の方が良かったのに、なんて失礼なことを思ってしまったほどです。けど、これ、小説より面白いかもしれません。著者の経験談が中心になっていて、小難しい理論ではありません。すごくわかりやすく、かみ砕いた文章で、しっかり順序立てて話をしているといった感じです。今までもビジネスについて書かれたものを読んでいますけど、こんなにどんどん次が読みたくなることって初めてです。自分でも不思議な気持ちになります。やらなきゃいけないことがあったから、本当はそれが終わってからって思ってたのに、少しページをめくってみたら止まらなくなったんです。もちろん、そんな風に止まらなくなるなんて思いもしなかったから、ちょっとだけ内容を見てみようかなという軽い気持ちで開いてみたんですもの。あまりの面白さにページを開いたことを後悔したほどなんです。まだ優先順位の高い仕事が残ってるから、とにかくそれを先に済ませてしまわないといけなくて、今はまだその本に没頭できずに、第一章で止めています。でも、早く続きが読みたくて仕方がありません。まるでスイーツを我慢しているときのような気分の私です。

何もしてないのに腰が……

先日の休みの日のことです。しばらく忙しかったから見て見ぬふりをしてきたけど。これ以上は無理だと思って玄関あたりを掃除することにしたんです。というよりは、靴箱の上にうっすらと溜まっている埃を目にしたときに放置できなかったんです。そして、それを拭いていたら、次々と気になるところが出て来て……。しゃがんだり立ったり。そして、中腰から起き上がった時に、なんと腰がキーンってなったんです。「まさか……」ソロソロと動いてみたら、大丈夫、動けました。けど、無理に動かしたらダメだと直感できる痛さでした。ゆっくり体を前に曲げてみたり。せっかくの休みなのに、なんてことを。やってしまった。けど、考えようによっちゃ、仕事でなくて良かったんです。以前、思いっきり痛くなって動けなくなったことがあるんですもの。そこまでではないのが救いだったんですけどね。腰って身体の要だし、一度悪くすると、再発しやすいんですよね。友人で高校の時の部活中に突然、ぎっくり腰のようになった人がいるんだけど、それ以来本当に腰に悩まされているんですもの。私は『大事に至らず』でしたけど、その日は楽しみにしていた読書もままならずでした。ソファに座ってもベッドに横になっても、ちょっと力が入るだけで痛みが走る感じだったから。2,3日で落ち着いたけど、それ以来、些細な動きにも慎重になりました。休みの日にはのんびりと本を読みたいですもの。

脳科学に基づくと

情報を整理するのには、手帳やノート、メモが良いというのは今までにも聞いたことがありますし、本でも読んだことがあります。でも、先日見かけた記事は最新の脳科学から分かったことなんだそうです。その『頭脳ノートメソッド』が学べるという本が紹介されていました。効率的に仕事ができないわけはそこにあるのかもしれません。記事を読んでみると、それは記憶に定着させるメソッドのように思えました。まず、ノートの原則は1ページに1案件だけしか書かないことなんです。そして、記号や略語などを駆使してメモのスピードを上げるんですって。これって本当に大事だと思います。ダラダラ書いていたのでは間に合わないし、急ぎ過ぎて、自分で書いたのに後で見ても読めなかったりすることがあるんですもの。それと、重要なことは青にして、他は黒にするんだって。書き直す時には消さないで、×をして正解を書くようにするのが大事なんだそうです。消してしまうと、もともとがどうだったのかが分からなくなりますものね。追記するときはペンの色を変えるんです。それと重要なのは、そのときの自分の感情などもメモしておいた方が記憶は定着するらしいです。確かにこれだけできれば、完成度の高いノートになりますよね。けど、これ、結構大変じゃないですか。まず、3色ペンは必要ですよね。準備はそこからです。でも、もともと手帳派の私には魅力的なメソッドです。チャレンジしてみるべし!