この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

承認欲求と恋愛漫画

最近、同じ漫画を繰り返し読んでは、そのたびに感涙するという日々を送っています。高校生の女の子が中心の日常話。本来ならほっこり心が温かくなって、思わず微笑んでしまうような恋愛ものです。それなのに私は読むたびに泣いているのです。自分が疲れてるのかなあと思う日もあれば、女の子がかわいすぎるからだと思う日もありました。でも先日、気づいたんです。好きな人を受け入れる。好きな人に受け入れてもらう。相手を認め、相手に認めてもらえるという関係性に、私は感動していたんです。承認欲求を満たされたいと思い、現実では難しいから、漫画の中に求めていたのだと思います。主人公に自分を当てはめていたんですね。年をとるにつれ、人に褒められる機会は減っていきます。赤ん坊なんてにこにこして、ぐっすり眠っているだけでも褒められるのにと、何度思ったことでしょう。仕方のないことです。でもやはり、たまにはほめられたい。幸せを感じたい。だから私は、可愛らしい恋愛漫画を読んでいるのです。さすがに泣くのどうかと思いますけど……最近忙しいですから、きっと疲れているのもあるでしょう。今の仕事がひと段落したら、ぐっすり休んで、笑顔で漫画を読むことができるようになりたいです。

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