この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

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季節の美しい言葉を

最近、ほとんど手紙やはがきを書かなくなりました。遠く離れている友人にだってパソコンやスマホがあればメールやLINEですぐに連絡が取れます。お仕事だってそう。大事な要件、急ぎの要件、すべてメールです。手紙やはがきだとどうしても時間がかかってしまい、便利なメールに変わって行ったんでしょうね。
メールは手紙のように前置きはあまり必要なくて、わりといきなり要件から入るようなことも多いですよね。でも、ふと思ったんです。少し久しぶりに連絡を取る人とかお仕事でも数か月単位での取引になる人とか、まぁそれ以外の人でもモチロンいいんだけど、ちょっと洒落た挨拶をメールに書けたらいいなって。手紙だと書き出しに季節の言葉を入れますよね。それです。メールにも活用したいなって。それで、季節の言葉の本を買ってきました。読み始めて感じたのは、これは絶対に使えるってことです。本に書かれている季節ごとの挨拶や文章の書き出しや締めくくりの美しいことと言ったらありません。読んでいても、なんていうか、心がふんわりするのです。ほんの一言だったりするのにですよ。きっとメールの印象もずいぶん変わると思います。私のメールを読んだ人が、柔らかい心になって優しい印象を持ってくれたら本当に嬉しいなって思います。私、そこを目指します。だって日本語ってこんなに美しいんだもの。

一石三鳥の効果

友人から水素パウダーという物をもらいました。なんでも、お風呂に入れると水素風呂になって、それがすごく体にイイらしいのです。体の中には活性酸素というものがあって、それが色んな病気を引き起こしたり、老化の原因になったりするんだって。で、水素というものは、活性酸素と結合しやすい分子で、結合してそれを無毒にする働きがあるから健康になるというわけらしい。そして水素風呂にすると、全身の皮膚から水素が浸透するし、呼吸からも取り入れられるからすごく良いのだそうです。ふーん。水素とか分子とかって中学や高校の時に聞き覚えのある懐かしい響きだけど、そんな働きがあるとは。
さて、どうやって使うのかと言うと、もらったパウダーを湯船に入れるだけなので、いたって簡単です。これなら出来そう。ただ、どうも30分くらいお湯につかっていないといけないらしく、それがちょっと工夫のいるところになりそうです。普段、あんまり半身浴などもしたことがないから、30分も家のお風呂につかっていられるかしら。というわけで、ここはやっぱり本の出番かなと思うのですが、なんせお風呂です。どうやって読むのか、その方法にかかってきますよね。でも、調べてみると、お風呂で読書をしている人は意外と多いみたいなんです。たしかに、リラックスできてのんびり読めるかもしれません。湯船に半分蓋をしてバスタオルを敷き、その上に本を置いて読むという方法が王道みたいです。うんうん。これなら何とかなりそう。ただ、本が湿気でよれよれっとなるかもなんだけど、冷凍室に入れたら直るらしいです。これは驚き。
水素風呂で健康になれるし、本も楽しめて、かつ時間の有効活用にもなるんなら、これって一石二鳥?いや、三鳥?とりあえず、私もチャレンジしてみます。

おっかなびっくり電子マネー

最近、とてもお気に入りの音楽素材サイトがあります。そこで公開されているコンテンツは、ライセンスを買うなり、無料のものをダウンロードするなりすれば、自分で創ったサウンドノベルの中などで鳴らすことが出来ます。
公開されている全ての曲の冒頭のみを試聴することが出来るのですが、その中にとても気になるものを見つけました。ぴったりと波長が合う感じで、長いお付き合いが出来そうなんです。それは有料コーナーにありました。そのサイトでは、独自のポイントを電子マネーで購入し、そうして得た一定のポイントを支払うことでライセンスを得、フルバージョンをダウンロードできるシステムのようでした。
どうしてもフルバージョンを聞きたくて、ついに電子マネーの購入に至りました。実は使ったことがなかったので、わざわざ公式サイトを見に行きました(笑)。コンビニ等で売っているあのカードを買うのが1番手っ取り早くてリスクがなさそうだったので、さっそく買いに走りました。
紙のお金以外を使うのは、何となく不安になりますね。そしてついにフルバージョンを聞くことが出来ました!ちっとも耳疲れしないので、小説を読む際のBGMとしてお世話になっています。

欲しいものへの執着

前々から欲しかったものが、いざ買おうとする段になって品切れになっている……。しょっちゅう経験します。何か欲しい物が出来ると、とりあえず1ヵ月待つようにしているのですが、その癖が仇になっているようです。
昔から、衝動買いをしては後悔してきました。その時は「かわいい!」「必要だ!」と思っても、案外すぐに飽きてしまったりして、なかなか長く使うことが出来ませんでした。貯蓄上手の友人のアドバイスで、1ヵ月考えるようになってからは、衝動買いがほぼなくなり、無駄遣いも減って良かったわけではありますが……。
せっかくお財布を出したのに、否応もなく引っ込めざるを得ない状況に陥った時は、やはりつらいですね。しばらく引きずってしまいます。好きな映画の限定グッズだったり、好きな小説の出版○周年記念の豪華愛蔵版だったり……。
どうしても諦めきれなければ、ネットの海を彷徨います。某大手ショッピングサイトに出店している小規模なお店などに、案外ひっそりと置いてあったりして、ほっとすることがあります。それでもだめならば最後の手段、ネットオークション。
そして今欲しくてたまらないものは、今のところ海外のオークションでしか出品されておらず、相場は定価の5倍。さすがに涙を飲みました。

資源回収のトラック

我が家の地方では、1ヶ月に1度、再生資源の回収があります。市の業者さんがトラックを運転しながらやってくるので、玄関先に置いておくのです。畳んでまとめた段ボール箱や古紙などを。すると、トイレットペーパーと引き替えに持って行ってくれるのです。徹底的に掃除をしようと思い立ったら、まずその回収日をチェックし、それまでにゴミをまとめられるようにします。
が、先日はそのスケジュールに混乱が生じました。その日でもないのにトラックが来てしまったんです。しかし市で配布しているカレンダーを見ると、予定はやはりまだ先でした。どうなっているんだろう、とカーテンの影からそっと運転手さんの顔をのぞき見ると、いつもの人とは違いました。
「一体何だったんだろうね」。翌日の、近所の奥様方とのお茶会では、当然のようにそのことが話題に上りました。すると、どこまで本当かは分かりませんが、なかなか入り組んだ事情があることを消息通の奥様から教えてもらえました。世の中、まだまだ知らないことだらけです。
やがて予定の日が来て、いつもの人に大量に出た我が家のゴミを持って行ってもらいました。通販の段ボールの他、傷んだ小説などを出すことが多いのですが、そのせいで趣味がバレているようで、時代小説の話を少しだけ交わすことが出来ました。単純にも、ずっとこの人に来ていてもらいたいと思ってしまいました。

親類同士の集まりで

港町は魚がおいしくてすばらしいですね。本家があるのがちょうどその辺りで、先日の親戚同士の集まりでは、おいしいお刺身とお寿司をいただきました。特にお刺身。ほくほくしながら食べていると、「おばちゃん、それ美味しい?」と、小さな子に聞かれました。どうやら生魚が苦手なようです。その子のお母さん曰く、体質的な問題等ではなく、単なる好き嫌いとのこと。
「うん、おいしいよー」と出来るだけ笑顔で言ったところ、自分の席に戻ってマグロにチャレンジしていました。その後ひと切れも食べなかったようなので、却って苦手意識を強めてしまったかもしれないと思うと、心がざわめきます。
親戚同士の集まりというのは、おいしいものが食べられる反面、普段は会わない人たちとコミュニケーションをとれる貴重な機会でもありますね。正直面倒くさいと思う一方、案外楽しかったりして、散会後にお祭の後のような寂しさを覚えることがあります。何やかんやで血が繋がっていたり、同じ名字を冠する者同士、和やかにやっていきたいものです。
そうそう、その日はうれしいこともありました。ものすごく小さなことなのですが。小さな子たちにとって私は「おばちゃん」でも、遥かに年上の人たちにとっては「○○ちゃん」だったり「○○さん家のお姉ちゃん」だったのがうれしかったです(笑)。背伸びして、絵本でなく小説を読んで的外れな読み仮名を振ってた話は忘れて欲しいかも……。

電車に乗るのが好きです

電車などに乗っている時の、あの「揺れ」がとても好きです。幸いなことにあまり乗り物酔いする体質ではないので、流れゆく車窓を見ながら、あるいは音楽を聴きながら、のんびりと揺られています。さすがに本を読むと酔います。発売されるのを心待ちにしていた小説を、家に帰るまで待ちきれずに一気読みした時などは悲惨な目に遭いました。吐き気と戦いながら読むものではありませんね。せっかくの楽しみを、早く読みたいと焦るあまり台無しにしてしまいました。
それはともかくとして、疲れているときなどはあまりの心地よさに眠くなりますね。暑い日はほどよく冷房がきいていて、そして寒い日はほどよくあたたかくて。そしてゆりかごに揺られているかのような感覚が延々と……。うっかり寝こけてしまい、目的地を通り過ぎかけたり、実際に通り過ぎてしまったことは数知れず。コミックなどによくあるように、終点まで乗ってしまった、ということは今のところないのですが。友人曰く、「いつかやらかしそうで怖い」そうです。失礼な。
思い返せば子供の頃、今はもう廃線になってしまったローカル鉄道に乗るのが好きで、母に何度もたしなめられていたにも関わらず、座席に登って車窓を眺めたり、第一車両を目指して走っていったりしたものでした。いわゆる「乗り鉄」の気があるのかもしれません。

昔使っていた教科書

学生時代に使っていた教科書を捨てようとしたところ、学芸員をしている知人から思い留まるよう説得されました。何でも教科書というものは数十年も経つとそれなりの価値が出るそうで、是非取っておけと。それを聞いた小市民の私はとりあえず物入れにしまって取っておくことにしましたが、そのようなこともあるのですね。少し意外です。
せっかくだったので、しまう前に表紙を除菌用アルコールで拭くことにしました。すると、小説を整理する時にも似た感慨が湧きました。普段は忘れていても、手に取れば蘇る思い出の数々……。人間の記憶というのはけして忘れられることはなく、思い出せないのはただアウトプットに必要なプロセスが多くなっているだけ、という説がありますね。これもそういうことなんでしょうか。
私にとって学校というのはけして楽しいだけの場所ではなかったので、思い出したくないことも思い出してしまいました。もういっそのこと市営のゴミ処理場まで持って行ってひと思いにお別れしてしまおうか、とも思ったのですが、そういう時に限って蘇ってくるのは、楽しかったことなんですよね。今でも付き合いが続いている友人や、所持し続けている小説と出会ったのもこの頃でした。愛憎相半ばす、という気持ちが分かったような気がしました。

寝つけない夜には

寝苦しくてなかなか眠れない夜などは、思い切って起きてしまうようにしています。悩みごとがある時などは特に寝付けずに延々と輾転反側してしまうので、いっそのこと、と思い切るようにしています。そして現実逃避気味に小説を読んだり映画のDVDを観たりしていると、気分が切り替わって身体が「眠る」モードになるんです。個人的にはこれがとても大きな発見でした。
もともと私は、神経質で何かと気にしがちな気質です。ですので、頭の中で愚にもつかない思考をこねくり回しているよりもよほど精神的によかったのかもしれません。なるだけ気分が明るくなりそうなもの、楽しくなりそうなものを選んで、読んだり観たりしています。
先日、それで楽しかったのがいわゆるB級映画でした。少々暴力的ではありましたが、そのチープさ、くだらなさが真夜中のテンションと相まって非常に魅力的に映り、1人で大爆笑してしまいました。
翌日の午後、改めて観てみると「どうしてこれで笑えたんだろう……?」と首をかしげてしまったのですが。真夜中というのは不思議な時間帯ですね。今日であって明日であり、休息を取るべき時間帯でありながらあえて起きていると精神が高揚して。とりあえず、絶対に寝ないと!という強迫観念からは解放されて、少しずつ寝付きが良くなってきているような気がしています。

百年の恋も冷める?作家の失言

こういうこともあるのだなあと幻滅半分、教訓半分という気持ちになったことがあります。今から○○年前、私はとある小説にハマりました。軍記物で、とても面白かったです。それから時が経ち、その作家さんが新しい小説を書くことになりました。発売前からそれはそれは楽しみにして、予約の開始をずっと待っていました。そしてその作品をついに手に入れて読みふけった日の幸福感といったら……。その輝きは昔とちっとも変わっていないように思えました。その時は。
その後、ファンの人たちが集まるコミュニティで、とある疑惑が提示されました。それは物語の根幹に関わるエピソードの、いわゆる「パクリ」疑惑。まさかね、と思いつつ、比較対象として挙げられた小説を読んだところ、個人的には(あくまで、個人的にはですよ)看過できないレベルで似ていました。まあ結局、確たる証拠もなく、疑惑のままで終わったのですが。
しかし何となくモヤモヤしていたところに投げ落とされたのが、その作家のSNSでの発言という爆弾でした。それは私がかつて愛した小説に関するもので、しかもその小説を貶めるものと言いますか、何と言いますか……。一度世に出したものに関して、書いた本人なら何を言ってもかまわない、というわけではないと思うのですがね。あんまり思い入れすぎても辛いものがある、ということを学びました。